[ 外国為替マーケットウォッチ ] 2007/02/27(火)
27日の東京外国為替市場で円相場は大幅続伸。17時時点では前日の同時点と比べて98銭円高・ドル安の119円88―91銭前後で推移している。午後に入り、材料難のなか、欧州筋や米系投資銀行などから円を買い戻す動きが活発化。投機筋や銀行ディーラーなどのストップロス(損失回避の反対売買)の円買い・ドル売りも誘発し、夕刻にかけて上げ幅を拡大した。市場では「(低金利の円を借りて高金利通貨などに投資する)『円キャリー取引』のリスクに対する警戒感が強まっている」(銀行ディーラー)との声が聞かれた。119円台に上昇したのは21日以来、3営業日ぶり。17時20分過ぎには119円50銭程度まで円が買い進まれた。
朝方は、米景気や中東情勢の先行き不透明感から海外市場で円買い・ドル売りが優勢となった流れを受け継いだ。尾身幸次財務相が3月5日に来日するポールソン米財務長官との会談について、「国内、海外経済やいろんな問題で忌憚(きたん)のない話をしたい」と発言し、円相場についても議論されるとの思惑から円買いが入った。9―17時の円の高値は119円91銭前後、安値は120円65銭前後だった。
マーケットの現在の関心のひとつは米住宅市場の動向だ。それには、先週末急速に広がったサブプライム(信用力の低い人向け)住宅ローン市場の悪化懸念などがある。おりしも本日はNYタイムに1月の米中古住宅販売が発表される。足元の動きは円高という要素ももちろんあるが、同時にドル安という面も持ち合わせている。発表される米住宅関連指標やほかの経済指標が予想よりも悪化するようだと、さらなるドル売りの進行があっても不思議はないかも知れない。
円は対ユーロで上昇。17時時点では前日の同時点と比べて1円37銭円高・ユーロ安の1ユーロ=157円92―95銭前後で推移している。対ドルの動きに合わせるかたちで、海外勢を中心にまとまった円買い・ユーロ売りが入った。17時前には157円94銭前後にまで上昇し、21日以来の高値を付けた。9―17時の安値は159円17銭だった。
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